各コースのご相談やお問い合わせはLINEからメッセージを送信下さい

はじめに

私が東京大学院生だった頃、生活の糧は家庭教師でした。
平日は実験やレポートに追われ、
週末になると汗だくになりながら8軒のお宅を巡りました。

最初から勉強ができた子は誰ひとりいません。
長い間不登校だった生徒や、教科書すら開いたことのないという子どもたちばかり。
しかし、どんなに勉強が苦手でどんなに勉強が嫌いだという子ども達でも、たった1回の訪問で成績が急激に伸びるのです。やがて希望の進路を見出し、希望の高校や大学に合格していきました。
そんな噂を聞きつけた親御様からのご依頼が後を絶たず、口コミだけで多い時には10名の子ども達の抱えるまでになりました。

なぜ、たった1回の訪問で急激に成績が上がるのでしょうか?

その前に、、、親御様から毎回、必ず伺う共通のお悩みがあります。

『どうしたら子供が勉強するようになるのか。』

勉強をしない子どもに勉強をさせる苦労は大変なもので、多くの場合はさらに反発してさらに勉強から遠ざかる、、、そんな堂々巡りにほとほと疲れておられる方ばかりでした。

今、幸せな研究者としての社会人経験を経て自分も母となり、

その頃の親御様のお気持ちが、実感を伴って、よくわかるようになりました。

そして、当時は、目の前の生徒と向き合うことが ただ楽しくて、

不登校であることをそれほど気にかけたことがなく、

生徒もすんなりと成績を上げ、志望校に合格、再スタートを切っていきましたが、

それが 当たり前ではない という現状を知りました。

『子供の苦しみをわかってやりたい』

『何がいけなかったのだろう・・』

『信じて待ちたい。でも、ずっと待っていて そのまま引きこもりになり、社会的弱者になってしまったら・・』

そう悩む親御様たちのお話を伺いました。

『明日は学校に行こう、と思うんだけど、いつもできない』

『自分にいいところなんてない。』

『あと80年、どうやって生きていたらいい?』

そう悩む生徒たちの話を聞きました。

自分も、幼少期から自分に自信が持てず、苦しんできて過去があります。

どうにか力になりたい。

今、元不登校の教え子たちが、「そんなこともあったね」と不登校のことはケロッと忘れて

笑って働いている姿を見て 改めて思うのです。

不登校の原因は本当に様々ですが、

学力は、生徒の自信につながります。

自分を自由にし、未来を創る力になります。

本来、学ぶことは楽しみであり喜びです。

小さいころ、一つ一つ言葉や文字を覚え

出来たことがあれば一番に母に報告し、全身で喜びを表現したように。

そして、ありがたいことに、勉強は誰でも できるようになるのです。

100mを10秒で走るには、恵まれた体格や才能がないと難しいです。

画家や歌手になるにも、ある程度、持って生まれたセンスが必要です。

勉強は、学び方次第で、誰でもできるようになります。

『どうしたら子供が勉強するようになるのか』

このブログを通して、

『なぜ生徒たち勝手に勉強するようになっていった』のか

お伝えしていこうと思います。

種は、環境が整うまでじっと殻にこもって 自分の個性である遺伝子を守り、環境が整ったタイミングで発芽し、

やがて大きな花を咲かせます。

私は、勉強を教えることを通し、その環境を整える手伝いをしたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました