小5から不登校になったSくん。特にコレという原因があったわけではなく、だんだん口数が減り、だんだん学校に行く回数が減り、不登校に至ったと伺いました。Sくんと初めて会ったのは中2の時。3週間プログラムを終えて、お母様から「声が大きくなり、よく話すようになりました!」と嬉しい報告をいただきました。Sくん、数学に関して本当に天才肌で、理解すれば忘れることはありません。一方で、苦手なこともありました。それは、どうしても家庭学習ができないこと。やらなければと思っているけれど、どうしても手がつかないという状況のようでした。進学先の通信制高校のレポート提出も、本当に大変そうでしたが、とっても頑張っていました。
そんなSくん、「工学部に行きたい」と思いを口にします。大学受験には、家庭学習が必要であること、難しいかもしれないことを伝えました。Sくん、本当に真面目て優しくて本当にいい子なのです。授業を休んだり遅れることも、ほとんどありません。必死に頑張ろうとしてくれていました。けれど、どうしても家庭学習ができない。方針を変えて「授業中に教え切る」方法を取りました。結果、工学部に合格。本当によく頑張りました。
そして先日、お母様よりご連絡をいただきました。行きたかった大学、行きたかった工学部、なんと入学後は遅刻も欠席もせず、毎日遅くまでレポートを書き、期日までに提出しているとのこと、「息子の別人のような姿に、驚きと共に安堵しています」とご報告くださいました。
好きなことができるって、幸せなことだよね。本当によく頑張ったね。
いつも応援しているよ!