「こんな子でも大丈夫ですか?」シリーズです。
ADHDタイプの生徒さんのご質問もよく受けます。
基本的にADHDタイプの生徒さんは天才だと思っているので、
一人一人の「思考」に合わせて指導をしています。
ADHDと一口に言っても、本当に本当に、一人一人違います。
実は、3歳からの幼馴染の夫
(幼稚園、小学校、中学校が一緒。実家は500mしか離れていません。)
が、ADHDタイプです。
小学校の頃からパソコンが好きで、
(マイコンと言われていた時代です・・)
そのまま、高専に行って、現在もシステムエンジニアの仕事をしています。
義母は、そんな夫に手を焼いていたと言います。
言っても聞かない。人と同じようにできない。考えが個性的。
義母は、
「物事には、良い面と同時に悪い面がある。この特性も、良い面があるのかも知れない。
好きなことしかできないなら、好きなことをやらせよう。
一度は注意する。それを聞くか聞かないかは、本人次第。
一度は言ったのだから、あとは言わない。」
と、考えたそうです。
結婚したての頃、
自由に育った夫ととの共同生活は、沢山のコツが要るものでした(笑)
でも、本当に尊敬しています。
純粋さ、発想力、思考力、思ったことを形にする力、鋭さ、「コレ」と思ったことは地道に努力するところ。
ありのままで本当に素敵です。
授業中の
ADHDタイプの生徒さんたちの特長として、
「(なんで)? を (わかった)! にしたい」という
強い欲求を感じます。
多分、集団で授業を受けていたら、
一度?となると、そこから????の洪水になって
気づくとナンダコレになっているんだろうなあと推測することがあります。
自分の疑問を、質問できることは、本当に大切なことです。
ADHDタイプの生徒さんたちは、これができる。
本当の勉強だと思うのです。
どんどん質問したらいいと思っています。
脱線することもありますが、生徒さんの中の大きな目的に
収束していくようです。
個別の授業で?が!に変わっていくと、
するりと歩み始める子供たちもいます。
また、自分の個性を理解し活かそうと試行錯誤している生徒もみかけます。
「授業、こうしてほしいのですが」
「何かしながら授業受けたほうが、自分は集中できるようです」
基本の型は教えますが、自分を理解するための試行錯誤はwelcomeです。
学びたい気持ちがあれば、All OKです。
基本的に天才が多いタイプです。
私は、自分の中のありったけの知識と経験と知恵を総動員して、毎回本気で向き合います。
45年間、地道に勉強してきてよかったなと思います。
あまり自信のない先生だと、生徒さんのせいにしてしまう先生も居ると聞きます。
どの生徒も本当に素敵です。
みんな違っていいと思っています。だから素敵だと思うのです。
それでも社会に出ていくうえで、「ベースになる「普通」」の一つが、
『中3までの勉強』だと思うのです。
勉強さえすれば、「共通理解」を得ることができる。
一つの問題について、同じ思考を獲得できる。
それが一種のプラットホームになって
より自分らしく、個性的豊かに、生きることができる。
自分にもっと自信を持つことができる。
人生の主役は自分自身。幸せに自分を生きてほしいと思っています。
最近の脳科学では、コミュニケーションによって、
脳の別の部位が発達する、ということも分かっています。
安心して発言できる、安心して能力を発揮できるコミュニケーションの場が
必要なのかもしれません。
その天才性を活かすためにも
ADHDタイプの生徒の授業は、フリースタイルが多いです(笑)
たくさん話します。
勉強、大事(笑)
一緒に、やろう。